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三日月宗近 Bad End4
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「ここで待とう。」 声に出さないで、三日月にそう伝える。三日月は小さく頷き、刀に手をかけたまま静かに足音の方へ目線を向ける。 とた、とた、とた 軽やかな足音、短刀か?味方なら良いが、敵だったらどうしよう、等と考えていると、この場にそぐわない明るい声が聞こえてきた。 「あーるじっさま!」 高く明るい少年の声、足音の主は今剣だったようだ。声色はいつも通りに聞こえるが、油断出来ない。 「あるじさま、いらっしゃいますか?」 「….、う、うん。」 「よかった、ぼくね、こんのすけをみつけたんです!とってもぼろぼろだったから、あるじさまにたすけてもらおうとおもって…おへやにはいってもいいですか?」 咄嗟に三日月を見やれば、三日月は小さく首を横に振る。私も同意見だ。確かにこんのすけを探しはしていたが、あまりにタイミングが良すぎる。それに、この部屋に入る時、周りに気配が無いのは確認したし、襖は閉めていた。迷わずこの部屋の前で止まれるなんて、例え短刀の索敵能力が高かろうと、出来すぎている。 「わかった。でも、こんのすけを治している間、私は何も出来なくなってしまうから、こんのすけだけを部屋に入れて、今剣は外を見張っていてほしいな。」 「そうなんですか?わっかりました!じゃあ少しだけふすまをあけてください、こんのすけをおわたしします。」 「…うん。」 深呼吸をして、襖に手をかける。戸のすぐ側には三日月が構えていて、今剣が怪しい動きをすれば直ぐにでも手を出せるようにしている。大丈夫、きっと。 襖を開くと同時に、何かが飛んで来た。私も三日月も一瞬其方に気を取られる。 「主!!!!」 飛んできたのはこんのすけで、それに気を取られた隙に入り込んだ今剣に刺されたと気が付いたのは、三日月の悲痛な叫びが耳に入ってからだった。 「あははっ!ぼくのかちですね!」 *Bad End4 * continued? → https://nana-music.com/sounds/040bbb19/

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