サキ

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「私は、死ぬ訳にはいかない…！」 私は、死ねない。私が死んでしまえば、三日月以外の刀達を探す手立ても、おかしくなってしまった刀剣を元に戻す術を探す事も出来なくなってしまう。生きて、逃げ延びて、政府に連絡すれば、きっと解決策が見つかるはず。 「我等を、棄ておくと言うのですか……！」 私の言葉を受け、見る間に小狐丸の形相が怒りに満ちていく。荒れ狂う獣の殺気が、身に打ち付けられる。瞬く間に近付いて来る彼のその手、その牙から逃れるように。必死に小さな扉に身体を押し込んだ。 → https://nana-music.com/sounds/043d7fc6/