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明石国行
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「呼ぶのがおせーよ国行!」 「あるじ、大丈夫?」 顕現した際に舞う桜の中、元気よく明石のもとへ飛び出した愛染国俊と霊力を使いきって床に膝をつきそうになった私を素早く支えにきてくれた蛍丸の姿が現れた。 「二振りとも、瘴気にやられてないんだね…?じゃあ、なんで刀に……?」 「あー、まあ予防策っすわ。刀に戻す前からなんともなかったんやけど、一応な。」 愛染からがくがくと揺さぶられたままの明石がそう返す。確かに、なんともなかったからと言って放っておいたとしても、いずれ瘴気が感染しておかしくなってしまうだろう。 そこで、あれ?とおかしな点に気がつく。 「でも、それって今も同じなんじゃ……?」 「今の主はんの霊力には、さっきのやつからもらった加護がついとる。つまり、本来人間が持つ霊力よりも純度が高いんや。瘴気の干渉を受けんぐらいにはな?」 なるほど、と視線を向ければ、それに気づいたらしい二振りが私の前で並んでえへんと胸を張ってみせた。 「俺達が来たからにはもう安心だぜ!」 「俺達がいれば、楽勝でしょ?はやく元凶なんとかしようね。」 → https://nana-music.com/sounds/043cb014/

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