nana

今剣
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「まさか、あるじさまのほうがみつけるなんて! やりました。みんなあつまりましたね!」 「…そう、だね」 私は、刀身に戻ってくれた小夜左文字を持って、ひとまず今剣のもとへ向かった。もやもやとした胸の気持ちを抱きながら。 「これで、皆助かるんだよね? 何すればいいの、浄化の方法って…」 「あわてないでください、だいじょうぶです!ひとまず、さよくんをぼくにください」 嬉しそうな今剣を見て、手元の小夜左文字を確かめる。彼の命が、私の手の中にあった。 「…」 私は一瞬ためらった後、今剣に彼を手渡した。 これが、私の答えだ。 「ありがとう、あるじさま」 彼に渡すと、ニッコリと、可愛らしい笑みを浮かべ、首を傾げた。 「それから、さよなら」 → https://nana-music.com/sounds/0438dcc6/

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