
今剣
「ありました、あずき、だいはんにゃです!」 「こっちも、小竜があったよ!」 キッチンを探すと、刀に戻った3振りがあった。まさか、キッチンに新人3振りもがいるとは思わなかった。 「あとは、さよくんだけですね!」 「…そうだね。今剣、倉庫の方探してくれる? 私、ちょっとトイレ行ってくるや」 「ひとりでだいじょうぶですか?」 「あとは小夜だけでしょ。小夜は赤目リストにのってなかったし、きっと大丈夫だよ!」 「…なにかあったら、よんでくださいね」 心配する今剣に軽く手を振り、少し小走りで廊下を歩く。 ポケットから取り出したのは、4つ折りの小さな紙。そこに記された文字を、黙って読む。 『あなただけで、審神者部屋に来て下さい 小夜左文字』 今剣には悪いけど。 私は、彼の元へ一人で向かうことにした。 → https://nana-music.com/sounds/0438d9bc/
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