【声劇台本】にゃん汰
朗読者:すみ BGM:みわたか 台本:凜(りん)
【声劇台本】にゃん汰
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僕はにゃん汰(た)。
白と黒の柄なんだ。
僕は生まれつき後ろ足が不自由で、
ミーシャちゃんのようにスマートな身のこなしは、出来ない。
あ、ミーシャちゃんっていうのは、
ロシアンブルーの女の子。
とびきりの美人なんだ。で、同じ家の飼い猫なんだ。
僕はミーシャちゃんって呼ぶのに、
ミーシャちゃんは、「ちょっと、にゃん汰」
って呼び捨てにするんだ。
一度、僕も「ね、ミーシャ」と呼び掛けたら
怒らせてしまったので、ずっとミーシャちゃんって呼んでる。
ミーシャちゃんは、言う。
「にゃん汰は賢いのにご主人様以外、誰にも懐かないんだね。」
僕は返事を返す。
「ご主人様には、飼ってもらっている恩がある。
僕が心を許している相手は、ミーシャちゃんだけだよ。」
ミーシャちゃんは、
僕の気持ちを推し測りかねているように一言、
「私も、にゃん汰には、特別な感情を抱いてる。」
最近、身体の調子が悪い。
ミーシャちゃんを遺して逝くのは、可哀想だ。
ある日、僕の死期が近いかも知れないと
ミーシャちゃんに打ち明けた。
同情して欲しかった。
「にゃん汰、私だって いつかは、死ぬ。」
「僕たちは、永遠に一緒?」
「ずっと一緒だよ、にゃん汰。」
僕は、死に場所を自宅 床下に選んだ。
「ミーシャちゃん、今までありがとう。
僕らずっと一緒だよね。」
ただ読むだけな感じになっちゃう…なんでだ?
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