【短編小説】夏祭り①
古畑 時雄(Tokio Furuhata)
【短編小説】夏祭り①
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【短編小説】夏祭り①
今でも忘れられない、あの夏の日の出来事を…
僕は今でも思い出すんだ。そう、あれは高校三年生の頃の出来事だ。何時もの僕は友達誘われ、近所で行われる花火大会へと向かった。お祭りの屋台でごった返すひと達を尻目に、僕は友達と約束した八代神社の一本杉へと急いだ。
その途中で僕は、同級生の女の子を見かけたんだ。その子は僕と幼馴染の女の子で、僕と違って友達皆んなから慕われ、皆んなが憧れるそんな存在だった。
だから僕は同じ高校に通って居たけど、高校に進学してからは、話し掛けるのにちょっと悪い気がしたんだ。今日は花火大会で、お祭りと言うこともあり、彼女は浴衣姿に草履と、いつにも増して艶やかな姿だった。
すると彼女の草履の鼻緒が切れ、困った表情を彼女は浮かべていた。僕は彼女に声を掛けていいのか迷った。そんな彼女は僕を見つけ、救いを求める眼差しをしたんだ。
僕は胸がドキドキして、頭が真っ白になってしまった。
つづく…
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【作家】
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コメント
3件
- 又三郎さん 是非、読んでみてください。 「文字」から「音(声)」にすると、また違った感覚が得られるかも知れませんね♬ 有難う御座います🎶
- 又三郎
- 村瀬@両声類目指している小説をお借り致します