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燭台切光忠
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後ろにいる光忠から離れようと逃げ続けた足にムチを打ちどこかへと逃げ出す。 「待って!主くん!!」 後ろから光忠の声が聞こえたが立ち止まってしまえば捕まり殺されるかもしれない。 遠く離れた部屋の一室へと逃げ込む。 「ここまで……逃げ切れば……ううん。ダメで入口塞がなくちゃ…」 周りを見回せば机がいくつかある。これを積み上げればその場しのぎになるだろう。 「光忠が赤い目だったら……敵かもしれない。誰か……くるまで」 一体どれくらいの時間が経っただろうか。 誰かの足音も、私を呼ぶ声も、殺意も敵意も、何も感じられない。 「……おかしい。光忠が襲ってくるかもしれない…そう思ってたのに」 「あるじ」 部屋の外から聞こえた凛とした高い少年の声。 私は彼の声を知っている。 「太鼓鐘…くん…?」 「うん。俺だ。よかった……主見つけた。なぁ早くそこから出てきてくれよ。そしてここから出よう。」 「……うん」 ふすまに近づき机を降ろそうと手をかけた その時 「主くん!開けないで!!」 刀同士がぶつかる音が聞こえる。このふすまの向こう側で戦っているのだと理解する 「光忠…?太鼓鐘くん…?なにをやって…」 「あははははっ!みっちゃん、なにするんだよ。今から主を殺そうとしたのに。他の男士も殺して、折って、そうすればみんな幸せになる。俺もみんなが死んだらあとを追うからさぁ……」 「何を言ってるの貞ちゃん!」 「おかしいことは言ってないぜ俺は。主と一緒にいたい。なら神隠しをするなり心中するなり……なぁみっちゃんも主とずぅっと一緒にいたいって思ってること、俺は知ってるんだぜ?」 理解が追いつかない。なにが正しいのか、誰を信じればいいのか 「私は……どう…すれば」 何か出来ることがないか…と部屋を見回せば、小さな短刀がそこにはあった。 「……短刀?なんで…こんな所に……」 その短刀はまるで『使われるのを待ってました』と言わんばかりに月の光を反射していた 「これで……誰かを刺せば……なに変わるかも…しれない?」 「私は……」 燭台切光忠を刺す → https://nana-music.com/sounds/0442f4f2/ 太鼓鐘貞宗を刺す → https://nana-music.com/sounds/04333e67/ 自分を刺す → https://nana-music.com/sounds/04333d59/

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