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燭台切光忠
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そっと後ろを振り向く。そこにいた燭台切光忠は 「どうしたの主くん?」 いつも私を見つめてくれる金色の目 「よかっ…た……」 安堵して膝から崩れ落ち、目から涙があふれる 「主くん!大丈夫かい!?」 「よかった…皆みたいに真っ赤だったらって…考えちゃったの……怖かった…」 大きな手で私の頭を優しく撫でる。彼の手には不思議な力があるのだろうか、恐怖心も不安も嫌なこと全部忘れさせてくれる。 「……近くにいた男士はどこかにいったみたい。殺意が感じられないからね」 「とりあえずは…一安心かな?」 彼は私の手を引き近くの部屋へと入る。 「ここには誰かの気配はないから少し休もう。僕と合流するまで1人だったんじゃない?」 「ううん……他の男士もいた…けど……」 「大丈夫、僕がそばに居るからね」 そう言って彼は部屋の中にある天袋を漁り始める。 「包帯とかあるかもしれないからね。主くんもそこ棚とか見てみるのもいいんじゃない?」 「分かりました!見てみますね」 彼から離れ部屋の隅にある黒い大きな棚を漁り始める。 「やっぱり変な空間だからか物少ないなぁ……」 棚から見つけた目星ものと言えば応急手当セット、古い日記くらいだ。 「うーん……どっちを持っていこうかな」 応急手当セット → https://nana-music.com/sounds/043aef77/ 古い日記 → https://nana-music.com/sounds/0442f479/

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