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鶴丸国永
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少しくらい、と入った部屋はどうやら物置だったようで、パッと見た感じは誰もいない。 なるたけ音のしないように扉を閉め、置かれた荷物に身を隠しながら、私は息を整える。 一体なぜこうなってしまったのか、全く訳が分からないがどう考えてもこれは異常事態。 現世に一旦戻ろうにもゲートを直す必要があるが、誰が見方か敵かすらわからない中、なんの策も無しにゲートを直しに走る、というのははっきり言ってただの無謀というものだろう。 どうしたものだろうかと首を捻っていると、ぎぃ、と入口が開けられた音がした。 まさかここに居ると勘づかれたのだろうか。 必死に息を殺して身を潜める。 突然、背後から、肩を叩かれた。 驚きのあまり大声をあげそうになった口を塞がれ、私はパニックになりながら暴れる。 「悪かった、悪かったから落ち着け、落ち着いてくれ主!」 慌てたようなその声にハッとして、そちらを見ると。 そこには慌てた様子の鶴丸がいた。 → https://nana-music.com/sounds/0432ae58/

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