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第七話「幸せ」/声劇企画せかそま。
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短編声劇企画「世界が‘青’で染まる日」 第7話「幸せ」 萩原優陽:生まれつき色が見えない冷め切った女性。心を最近得た。 三宅:おっとり優しい看護師。彼女はこの病院の本性と格差を知る。   【録音順】※タイムスケジュールなし(希望があれば追加します) 三宅 ➤ 優陽 【注意点】 ・提出場所はこちらのサウンドのコメント欄へ。TwitterのDMへ「〇〇 何話入りました!」などのコメントをして下さい。サウンドの提出状況が把握しやすくなります。 ・エフェクトはこちらから指定がない限り[基本はなし]でお願いします。何かかけたい場合には、事前に相談をお願いします。 ・また自分の台詞以外はなるべくミュートのご協力を!ボブ音(息)や環境音ての注意をお願いします。 ―――――――――――――――――――――― 三宅「萩原さん…あの……」 優陽「どうしました」 三宅「あの……少年が…今朝……」 「亡くなりました。」 優陽「(3秒近くの間)……そう。」 優陽「あの子、何処の病室だった?」 三宅「…………隔離病室です。」 「担当の看護師のみが出入り、治療を行うところで……私なんかでは相手にされず、名前すらも教えてくれませんでした。」 優陽「この病院では“いない存在”だった……」 三宅「はい。」 優陽「親も病院も、酷いことするわね。少年、年齢は私の少ししか変わらないのに成長が追いついてなかったじゃない。真っ白な空間に、閉じ込めてるからあんな可哀想なことになるのよ。何も言わない、見て見ぬふり、、、。彼の、彼の生まれてきた意味はなんだったの……。」(※1) 優陽「三宅さん……少年、あの子は今まで幸せだったと思う?」 三宅「……少なくとも、萩原さんと話していたときはきっと。これ読んでみてください。」 三宅「少年の遺書です。」 終。 ──────── 追記(※1) ここは独り言のように呟いてください。同時に自分を攻めるように呟いてください。 三宅さんにあたるわけではありません。むしろ優陽にとって、三宅は唯一の友人、心の支え的な存在です。ご令嬢と使用人(看護師)の関係、これさえ無ければ抱き合って泣いていたと思います。

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