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刀剣乱舞脱出ゲーム企画
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奥の手入れ部屋へ飛び込み、気付く。手入れ部屋のベッドの陰の脇に、小さな影がある。 秋田藤四郎…? ピンクの髪色の彼は、じっとこちらを見つめてくるだけで何もして来ない。無言で佇むだけだ。 「秋田…?」 彼が動き出さないのを見て、おそるおそる声をかける。不気味ではあるが、何もして来ない以上、危険はないだろう。彼が短刀だということもあり、おそるおそる近づく。 「秋田? 私のこと…分かるよね?」 私が彼のもとへさらに一歩近づく。彼の肩に手を置き、屈もうとした。その瞬間。 彼が衝突に、両手を私の方へ差し出してきた。 反射的に、仰け反る。 「っ!」 彼は何も言わない。ただ、無表情に赤い瞳をこちらに向けるだけ。何かを求めるように、両手を差し出すのみ。それは普段表情の豊かな彼と違い、とても異様であった。人形のような彼の姿に震えあがる。 短刀に対してまで、気を抜けないないなんて。 彼が動く気配は無かったが、私はすぐに手入れ部屋を出た。そして、近くの部屋を見まわす。 石切丸がいつ来るのかも分からない。急がなくては。 やはり手前の部屋へ向かう。 → https://nana-music.com/sounds/0403cb62/ 執務室の様子を伺う。 → https://nana-music.com/sounds/040bb265/ 執務室へ飛び込む。 → https://nana-music.com/sounds/040bbbfa/

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