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刀剣乱舞脱出ゲーム企画
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彼の瞳は、暗闇に浮かぶ赤い月のように。 赤く、濁った瞳をしている。 「石切…丸…?」 彼は私の質問に答えず、ゆらゆらと立ち上がる。自分の見知った彼のはずなのに、彼でない。頼りになるはずの刀剣に恐れを覚える。彼は、私でない誰かの命令に、ずっと頷いている。 「…うん。 うん…。……うん」 彼は穏やかな微笑みで、私を見つめる。 不自然なほど輝いた、赤く濁った瞳で。…その手元に見える、長くて鈍い、銀色の光。 殺さ れ る。 思考がようやく巡り、すぐに弾かれるように部屋を出た。 この本丸で何が起こっているのだろう。 石切丸がおかしくなってしまったというのなら、他の刀剣達は? もう、手遅れなのではないだろうか。 震える自分を鼓舞し、辺りを見回す。 とりあえず、今すぐ石切丸から逃げなければ。 手前の部屋に行く。 → https://nana-music.com/sounds/0403cb62/ 奥の部屋に行く。 → https://nana-music.com/sounds/040baafb/ とにかく走って逃げる。 → https://nana-music.com/sounds/040bb8ab/

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