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【短編小説】夏祭り⑮「最終回」
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【短編小説】夏祭り① https://nana-music.com/sounds/04376cf4/ 【短編小説】夏祭り② https://nana-music.com/sounds/03c1b292/ 【短編小説】夏祭り③ https://nana-music.com/sounds/03ee0474/ 【短編小説】夏祭り④ https://nana-music.com/sounds/03f6a953/ 【短編小説】夏祭り⑤ https://nana-music.com/sounds/03f82b68/ 【短編小説】夏祭り⑥ https://nana-music.com/sounds/03f9abc0/ 【短編小説】夏祭り⑦ https://nana-music.com/sounds/03fa6a4e/ 【短編小説】夏祭り⑧ https://nana-music.com/sounds/03fb2849/ 【短編小説】夏祭り⑨ https://nana-music.com/sounds/03fbee3b/ 【短編小説】夏祭り⑩ https://nana-music.com/sounds/03fd8e64/ 【短編小説】夏祭り⑪ https://nana-music.com/sounds/03ff66e4/ 【短編小説】夏祭り⑫ https://nana-music.com/sounds/03fff12c/ 【短編小説】夏祭り⑬ https://nana-music.com/sounds/0400cea5/ 【短編小説】夏祭り⑭ https://nana-music.com/sounds/0401b292/ 【短編小説】夏祭り⑮「最終回」  幼い頃、二人で観た長岡の花火大会の話しをしていた僕とサツキはその当時、僕がサツキに言った言葉をサツキは覚えていてくれたのだ。  そして、その時の僕の気持ちが今でも変わっていないか、サツキは僕に確かめたのだった。僕はサツキが自分に対する好きだと言う感情が有る事を確認する事が出来た。  すると自分の中に押し込めていた感情が言葉として溢れ出たのだ。その言葉とは次の様な言葉であった。 「サツキ、俺もだよ。今でもサツキの事、好きだよ…」  満天の夜空を染め上げる花火が二人を照らし、その輝きと音で二人の心は突き動かされ鼓動となって鳴り響いた。  もう言葉にする必要も無い。二人は時折見つめ合い、そして花火を眺めて居たのだ。この夏の花火大会から僕とサツキの恋は再び始まった。  だがサツキが都会の大学に進学してから、僕とサツキは次第に連絡を取る事も無くなって行ったのだ。  そして僕は親の家業を継ぎ、今では地元の新潟市で小料理屋を営んで居る。友達の話によるとサツキは東京の会社に就職し、今では結婚して子供も居るらしい。  そんなサツキは僕に初恋を教えてくれた大切な想い出の女性として、今でも僕の心のアルバムの中に大切にあるのだった。 おわり 【短編小説】ハロウィンパーティー①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/2444969/ 【短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇) https://nana-music.com/playlists/2223311/ 【作家】 小説・物語・童話・絵本・詩・和歌・俳句・絵・唄(音楽) 《作品集》http://www.spiritualcare-cs.com ※詩・和歌・俳句(川柳)・絵など無料にて、ご覧頂けます。 ※物語も『二人称の愛』は電子書籍(Amazon Kindle)のUnlimitedにて30日間、無料購読でお読み頂けます。試読も、最初の数十ページ(全ページの10%程度)出来ますので、良かったらご覧ください。 #声劇台本 #声劇 #台本 #小説 #短編小説 #詩 #台詞 #セリフ #朗読 #古畑時雄 #TokioFuruhata #又三郎 #夏祭り

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