【短編小説】夏祭り⑭
古畑 時雄(Tokio Furuhata)
【短編小説】夏祭り⑭
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【短編小説】夏祭り⑭
八代神社の境内から花火大会の花火を観ていた僕とサツキは、花火を観ながらこんな会話を交わしたのだ。
「ハヤトくん。昔、一緒に観に行った花火大会覚えてる?」
こうサツキが僕に言うと、僕はサツキに向かってこんな言葉を掛けた。
「サツキ… もしかして、長岡の花火大会に行った時の話し?」
僕がサツキにこう言うと、サツキは嬉しそうに僕にこう言葉を発した。
「ハヤトくん、あの時……ハヤトくんが、私に言ってくれた事、覚えてる?」
こうサツキが僕に言葉を掛けると、僕はサツキに向かってこんな風に言った。
「サツキ… 昔の事だから、覚えて無いよ…」
僕はこうサツキに惚けたのだ。するとサツキは僕に向かって、こんな事を言った。
「ハヤトくん。あの時、ハヤトくんからの気持ち……今でも私、同じだから…」
この言葉を聴いた僕は嬉しくなり、僕もサツキにこう言ったのだ。
「サツキ、俺もだよ。今でもサツキの事、好きだよ…」
僕は自分の気持ちをサツキに、正直に伝えたのであった。
つづく…
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【短編小説】夏祭り①〜⑮完結済(朗読劇)
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【作家】
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