CM風声劇「狐の余命入り」
鈴懸:【カミト】雪洞、叶【久我】
CM風声劇「狐の余命入り」
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結末気になる・・・
〜あらすじ〜
あの世とこの世の狭間を通る道の管理をしている天狐の鈴懸
ある日小指のない少女が訪ねてきた。小指を取り戻さないと成仏できないという彼女を助ける代償に、名前を貰うと決め、約束までしてしまう。叶と名乗った少女の死因は一体?
鈴懸:千歳 男
神格の高い狐 ニ河白道(極楽に続く道)の管理をしている。狐は三百年生きると妖狐となるが、千を超えると天狐になる。尾はなく、基本地上には降りない。描写はないが、叶に恋情を抱く。
雪洞:10歳 女
なんらかの理由で命を落としてしまい、
白道の流れに抗って鈴懸の所まで来た少女。
鈴懸との契約の歳に、「自分の名は叶」と嘘をつく。
あどけないが年の割に頭のキレる性格をしている。
叶:10歳 男
鈴懸に殺され、雪洞を殺した人物。
雪洞の小指を所持していた。
雪洞のことをひぃ様と呼び、その執着心は異常
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鈴懸:ーー狐狸(こり)齢三百年を経(ふ)るに、
妖狐と化し、人化(じんけ)の術を会得する。曰く、
髑髏(どくろ)を頭に置き、北斗七星を礼拝するものなり
(出典「抱朴子」一節より)
(鈴の音)
雪洞:「おきつね様、おきつね様」
鈴懸:「私は天狐の鈴懸
童子とやら、赤い河を渡りこんな場所まで来てしもうたか」
雪洞:「二河白道(にかびゃくどう)から来ました。鈴懸様、
不肖(ふしょう)のこの身を、どうか助けてください!」
鈴懸:「此岸(しがん)でそのようなことが…
悲しいことじゃの…」
雪洞:「ひぃふぅみぃよ、足りない、足りないよ…」
(鈴の音)
鈴懸:「しかし、縁なき衆生(しゅじょう)は度し難し じゃ
なれば、名を頂く他あるまい」
雪洞:「…! ……名など惜しくはありません」
鈴懸:「ほお、ほれ」(指切りの手を差し出す)
雪洞:「?」
鈴懸:「指切りというやつじゃ
現世の者は、こうやって約束をするのだろう?」
雪洞:「私の名は叶(かのえ)と申します」
(音楽がサビに入ります)
鈴懸:「お主のその小指、頂きに来た 悪く思うな」
叶:「(息切れ)死して僕からひぃ様を奪うか…!
消えろ!化け狐め!!」
鈴懸:「笑止」
(斬撃音)
叶:「(血を吐く)お前は、騙されている…!
ひぃ様の本当の名前は……!!」
鈴懸:「!」
雪洞:「ありがとうお狐様 これで彼岸(ひがん)に参れます」
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コメント
4件
- カミト日朝の少年向けアニメにでてきても違和感ないくらいには聴こえましたよw
- カミト少年ボイスもいけてしまうのか、これが噂に聞く両生類・・・! こちらこそ、楽しく掛け合いさせて頂きました(笑
- カミト
- めろやぁん。男なんだけど、普通に惚れました。フォロー失礼します。