
Pellicule
神門 不可思議/wonderboy
自分でも、『Pellicule』のCoverを作りました。 【Après le "Pellicule"】 https://nana-music.com/sounds/0405a5af/ どうか、聴いてやってください。 1ファンとしてのCoverです。 泣きそうだし、届け、って願ってしまう自分がいてちゃんとリリックもリズムも追えてません。 いつかは歌おうとは思ってた。 いやむしろ、何度か「Pellicule」自体は投稿してる。 投稿しては消して、を繰り返してる。 ただ、こうして、Pelliculeの伴奏じゃないトラックで こっちのリリックなのは初めての試み。 あんま、語ると本気でこの歌詞通りかっこ悪いんだけどさ。 あからさまな希望を歌われても勇気をもらえない人はいる。 逆に、圧倒的な絶望を歌われて勇気が出る人だってきっといると思う。 毎日を生き抜くことすら難しく、日に1度は誰かが落ち込んでいる現代だからこそ、 ひとりでも、 センチメンタルリリックを必要としてる人に届けばいいな、と思ってカバーやオリジナルをここに出しています。 アニソンじゃない歌を歌う時は大体そんな気持ち。 アニソン、キャラソンの時はそれこそ 「お前らぁ!俺の推しを推せ!絶対推せる!推せるから!なぁ!」って気持ちで歌ってます。 知ってるセンチメンタルやらポエジー大放出していくから 一緒に泥まみれになってそっから這い上がれや。 ワンちゃんの代わりになんかならないけど同じポエトリーをする人間として、ワンちゃんの声が、言葉が、1人でも多くの人に届けばいい、って思うよ。 素敵なピアノ伴奏ありがとうございます。 既存曲をオリジナルにこじつけてしまう形になり申し訳ございません。 すごく合う、と思ったので使わせてもらいました。 不可思議/wonderboy 「Pellicule」 https://youtu.be/ueq2QFIIpu0 「Pellicule」Cover https://youtu.be/fwr90sbF9Yk 知らない人もいると思うので不可思議さんのことを少しだけ。 ポエトリーラッパー。 不可思議/wonderboy。 2011年に日本を代表する詩人 谷川俊太郎と共演し、本人許諾で「生きる」を音源化した。 透き通った声で歌われた同曲は、3.11直後の日本人に響き一晩で完売した。 その勢いのまま待望の1stアルバムを発表。 しかしその約1ヶ月後、突然の事故死。 24歳だった。 彼の遺した『Pellicule』という楽曲は彼の学生時代の友人に向けた曲。 不可思議/wonderboyの友人であり、ラッパーの神門が不可思議/wonderboyの死に対する思いを乗せてアレンジしたのが今回歌わせてもらったこの『Pellicule』です。 上に動画。下に歌詞を貼るので、是非ご視聴下さい。そしてワガママですが是非、歌詞を見ながら聴いてください。 1度目は、神門カバーの歌詞を見ながら。 2度目は、不可思議/wonderboyの原曲の歌詞を見ながら。 3度目に、もう一度神門カバーの歌詞を見ながら聴いてください。 そしてもしも、もしもあなたの心になにか響くものがあったのであれば 是非、不可思議/wonderboyが遺した曲。 『生きる』 https://youtu.be/URJRFrd8lgE も聴いてほしい。 2011 3/13 。まだ日本中が混乱する中、発表されたこの曲。 不可思議/wonderboyは、聴く人の心の中に確かにまだ、息衝いている。 【神門 Cover「Pellicule」】 俺達っていつかさあ結婚とかすんのかなあ 同い年だからその悔しさがリアル 短すぎた人生、1日限りの運勢 どうにも抵抗できなかった運命 タイムマシンに乗って先週に戻って 1つだけ未来を変えていいって言われたら ロトシックス買わずお前に1本電話入れる 近々事故には気をつけろよ 人がどんどん素通りする路上ライブ "いつか売れるんでその時は自慢してください" 売れる前から不可思議/wonderboyをやばいと 思えたことが既に俺達の自慢だ 迷路にハマった抜けれなくなった、けど さっき道を聞いてヒントをもらった 声よ距離を超え響き渡れよ 次交差点でたならば右に曲がれよ 待ってる俺達はいつまでも待ってる 来やしないとわかってながらいつまでも待ってる お前の知る限り時間ってやつは止まったり 戻ったりはしない ただ前に進むだけだ 過去に名残を、夢に続きを 止まった時間の先に未来を こういうのってあんましカッコよくはないけど 初めから俺達はカッコよくなんてないしな… 【不可思議/wonderboy 「Pellicule」】 俺達っていつかさぁ結婚とかすんのかな? 子供とかできてさ、庭付き一戸建てとかを ローン組んで買ったら できた気になるかな、 ってこの話前にも聞いた気がするわすまんね とりあえず今んとこは彼女とかもいないし 全くお金もないから可能性はゼロだね そういえばお前んとこのあの彼女どうしてんの? たまに俺に貸してよってこれも前に言ったか 冗談はいいとして同窓会どうする? 行かないよなぁ行ったって話すこともないしな 大体どんな顔して行きゃいいって言うんだよ 自慢できることなんてひとつだってないのに あの頃って何にでもなれる気がしてたよなぁ いや実際頑張ればなんにでもなれたか でもこうやっていろんなことが終わってくんだもんなって いや、始まってすらいないか 待ってた、俺達はいつまでも待ってた 来はしないとわかってながらいつまでも待ってた 俺達の知る限り時間ってやつは止まったり 戻ったりはしない ただ前に進むだけだから 今日は戻らない日々を思い出して笑おう 今日だけ、今日だけは思い出して笑おう こういうのってあんまり格好良くはないけど 初めから俺たちは格好良くなんてないしなぁ…
