襖猫

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彗さんの演奏する あめふり婦人 /Piano ver. [米津玄師] をお借りしました。 最近鬱々とした本ばっかり書いてるなあ。 絵本的なやつとか書きたいなあ。 と、思いながら彗さんの演奏聴いてたら ゴリゴリに浮気しまくる男女の話ができました。 人生って上手くいきませんね。 男女どちらも書いてないところは どっちが読んでくださっても大丈夫です。 後半の長台詞は、テンポよくいかないと 愛してる〜のところを 楽曲に合わせられないかも知れないです。 #Piano伴奏 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 女「愛してる あなただけを 男「愛してる 君だけを 星の川を渡り 年に一度の逢瀬を重ねる 悲しい恋人たち 女「悲しい恋の主人公 誰もが私に憧れずにはいられない 男「苦しい恋に暮れる青年 人目をひくのは当然のこと 女「あの人の熱を、温もりを 「思い出したいの」 涙を浮かべて目を見つめれば 誰だって私の思うままに 男「最愛の人と触れ合えぬ苦しみ 「忘れさせて」 そう囁いて抱き寄せれば後はただの雌と雄 どんな上等なワインよりも 悲恋は人々を酔わせるもの 女「もっと私を見ればいいわ 愛しい人を想って涙する女は綺麗でしょう？ 触れたいでしょう？ いくらでも私を求めればいいわ。 まるで蜜に群がる蟻のよう。 蟻ならば意思など必要ないわ。 孵化して果てるまでただ女王に尽くせばいいの。 それはとても幸せな事でしょう？ だって私の物語のエキストラになれるのだから。 男「悲しげに目を伏せて寂しげに微笑う。 たったそれだけ。 それだけの事。 織姫？ 誰だっけ？ ああ、あの子ね。 覚えてるよもちろん。 忘れた事なんてないよ。 大丈夫大丈夫、 来年また適当にフォローしとけば すぐ機嫌直すから。 女「愛してる …今夜だけ 男「愛してる …今夜だけ 星の川を渡り 年に一度の逢瀬を重ねる 悲しい悲しい恋人たち