
インタビュー
StarryTroupe
___まず初めに、今回の役が発表された時のお気持ちからお聞かせください。 遥瑠香: 最初に台本を読んだ時からとても魅力的な人物だと感じていたので、サン=ジュストをさせて頂けると知った時は素直に嬉しい気持ちが1番でした。高い壁が沢山待ち受けていると思いますが、今はとにかく、どんな人物を作っていけるか楽しみな気持ちでいっぱいです。 また、こうして咲帆さんとご一緒させて頂けることもとても楽しみです! 咲帆: 遥瑠香さん…!私もご一緒させて頂けて本当に嬉しいです…! 実は私はこの台本を頂くまで、恥ずかしながらシャルロットコルデーという人物を知りませんでした。しかし、台本を読むにつれてどんどんとシャルロットへの理解を深め、激動の革命期を信念を持って生きたシャルロットの人生を演じさせて頂ける事に心から喜びを感じています!! ___続いてそれぞれサン=ジュスト、シャルロット・コルデーの第一印象を教えてください。 遥瑠香: サン=ジュストに関しては、「革命を成し遂げるという強い想いを持つ反面、どこか孤独で儚げな青年」というのが第一印象でした。政治や革命について語っている彼と、友人や恋人とやり取りしている彼は同一人物でありながら纏っている雰囲気が違うように感じ、そこをうまく表現していきたいです。 ただ、ストーリーを反芻するうちにまた違った部分も見えてきたように思えるので、作っていく過程でもっともっと探究していきたいと思います。 咲帆: シャルロットは凛としていて「理想の世界への強い信念を持った女性」であるというのが第一印象です。理想や平和を追い求めたシトワイエンヌが、いつしか「暗殺の天使」と呼ばれる様になるまでの軌跡における、彼女の心境の変化やサン=ジュストへの想いについて、1つ1つの場面を大切に演じながら共鳴してゆけたらと考えています。 ___次にお二人での場面で特に楽しみな場面などはありますか? 遥瑠香: 沢山ありますが、1番は11場Bのジャコバンクラブでのやりとりです。2人の関係がはっきりと変化する大切な場面ですし、サン=ジュストとシャルロットが様々な想いの中で互いとぶつかり合っている様子を声だけでどれだけ表現できるか、楽しみです。 他には、「フランスが理想の国になり、互いの想いが変わらなければ共に生きよう」という約束をする場面も、2人らしくて素敵だなと思います。 咲帆: 私はやはり20場のクライマックスです。思想のすれ違いの中で苦しんできた2人が、ようやくお互いを赦し愛を確かめ合うこの場面に向かって、精一杯シャルロットとして生きたいです! ___他にも素晴らしいキャストの方々が揃っていますが、特に楽しみな配役はありますか?また、この役との芝居に注目して欲しいなどあれば教えてください。 遥瑠香: やはり阿月さんが演じられるロベスピエールでしょうか。ロベスピエールという人物に魅力があるのはもちろんですし、個人的に阿月さんのお芝居がとても好きなので楽しみです。 また、幼馴染であり最後までサン=ジュストの近くにいてくれるピエールとのお芝居は、是非注目して頂きたいです。 咲帆: 私は葵さん演じるアンリです。彼はシャルロットとサン=ジュストが最期に会話をした相手になります。誰もが自分の事に精一杯の時代の中で、死刑執行人という職には付きながらも、暖かい心のあるアンリによって最期を迎える事が出来たのは、2人の人生において本当に幸福だったと思います。私自身もその場面については特に大切に演じてゆきたいと思っている為、皆様にも是非注目して頂きたいです。 ____最後になりましたが、お披露目公演に向けて意気込みをお願い致します。 遥瑠香: 記念すべき最初の公演でこのような立場に立たせて頂けること、ずっとご一緒したいと思っていた咲帆さんと組ませて頂けること、そして魅力的な人物として作品の中で生きられること、とても幸せに思います。 古河さんの理想像と自分の中の理想像をうまくすり合わせ、よりリアルに息づけるよう、精一杯取り組んで行きたいです。 咲帆: 劇団の記念すべき旗揚げ公演で、遥瑠香さんと、そして同期となりこれから共に歩んでいく1期生の仲間達と、この素晴らしい脚本に息を吹き込んでゆけます事に、とにかくワクワクが止まらないです! 沢山の方に感動を届けられるような作品になる様に、精進して参りたいです!
