nana

【Sanatorium:】
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【Sanatorium:】 __私は、春休みにおじいちゃんの家に行った__ この時期だからか、寒暖差の無い、心地の良い雰囲気だった…… おじいちゃん「こらこら、あまり1人で走って行っては危ないぞ?(※息を切らしながら)」 私「おじいちゃんっ、おそぉいっ!(笑)」 私「……あ…」 今まで歩いてきた道の先から、柵で途切れているが、その先にずぅっと細い道が続いていることに気づいた 私「おじいちゃん、この先、道があるのに通れないよ?なんで?」 おじいちゃん「ああ、これかい? 暗渠(アンキョ)と言って、昔、ここには古い川が流れていたんだよ……今は、地下に埋められて水路になってしまっているがぁ……懐かしいなぁ……」 「ここでねぇ、よく、おじいちゃんとおばあちゃんが2人っきりで逢う時に待ち合わせしていた場所なんだ……」 ふと、大きな風が吹いた…… 一瞬だけ、おじいちゃんが青年の顔になっていたのが見えた…… #彼女は最後にそう言った

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