
【声劇】鯨の声が遥か遠くで【台本】
声劇して下さった方のお名前をどうぞ。
私が趣味で書いているお話です。 三十一作品目となります。 あまりお見せできるような作品には至っておりませんが、楽しんでいただければ幸いです。 私は海洋恐怖症なのですが、鯨が好きです。 鯨が一番怖いです。でも一番好きです。 そういうものです。 ⚠︎長いようなので少し変更致しました。 お好きなように台詞を削っていただいて構いません。 素敵な音源をお借りしています。 【使用BGM音源】 https://nana-music.com/users/1733160/様 の https://nana-music.com/sounds/01468312/ 【台本】 丸めた背に頼りない足取り。 長い手足を窮屈そうに縮めたひらさんは、窓際の席に腰掛けた。 注文表も見ずに頼んだのは、二杯の珈琲。 「何処かへ行ってしまおうか」 見た目に似合わぬ、自信に満ち溢れた声。 「何処へ行こうって言うんですか」と笑ってみせた。 「何処へでも。 君が望むんだったら地獄へだって」 そして、二本指を立ててみせる。 スラリと白く長い左の薬指には、銀色が光っていた。 「私がカオルちゃんの依頼を受諾した理由は二つだ。 一つは、死者からの手紙…なんて、お目にかかれるものじゃない。私はそういった類の話が好物でね。少しは退屈しのぎになるんじゃないかと思ったからだ」 今しがた出された珈琲に手をつけようとして制される。 見るとひらさんが既に伝票を持っていた。 「あの…珈琲は?」 「いい珈琲くらい見れば分かるさ」 悪姿勢なままのひらさんに続いて店を出ると、空が小さく嘶(イナナ)いた。 「一雨来るかもねぇ」 「…あの、もう一つの理由って…?」 恐る恐る聞く私の耳は、振り向きもしないひらさんの微かな笑いだけを拾う。 「鯨の声が聞こえたからね」 「…鯨?」 矢張り、見た目に似合わず自信に満ち溢れた声だった。 #声劇 #声劇台本 #拍手します #フォローします #コラボ #声劇コラボ #声劇台詞 #1人声劇 #一人声劇 #2人声劇 #二人声劇 #コメントします #拍手返します #フォロー返します #コメント返します #誰かこの手を掴んで離さないで #青オリジナル
