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一人用声劇台本  「期待と不安」
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久々に台本あげます。 一応書いてはいるんですけどなかなか機会がなくて久しぶりの声劇台本になっちゃいました。 今回のお話は、この春から新天地で自分の夢に向かって一歩踏み出す人に向けた台本です。 誰にもこんな気持ちありますよね。 いつも通りに一人称や、台本中に出てくる地元の表現方法などのアレンジは自由となっております。 是非ともコラボよろしくお願いします。 #ひとり声劇 #フォバ率1000 #拍手返します #声劇 #nana民さんと繋がりたい ****** あと少し…もう少しで慣れ親しんだこの街を出る。 学校帰り、「おかえり」と言ってくれた知らないおばさん、騒がしくて嫌いだったけど何故か憎めなかった学校、年に一度の近所のお祭り…。 そこで舞われる神楽の内容が分かり始めたのはつい最近だったような気がする。 帰ったらお婆ちゃんとお茶をして、母さんの作る夕飯の匂いにお腹を空かせ、あったかいお風呂で疲れを癒して、夜遅くまで友達と通話しながら課題にふける。 そんな1日もあと数日しか過ごせない…。 口では楽しみだとは言うけれど、寂しくて不安で、正直自分に自信が無い。 でも、それが私の決めた道だから。 後悔はない…後悔などしたくない。 ただ、もう少しだけしか居られないこの街の良さに、なんで今気付いてしまったのだろう…。 たいして娯楽もなく、有名な所は寺社仏閣ばかりで、県外の友達に胸を張って紹介できずにいた。 唯一好きだと言えたのは海が近い所としか言えなかった…生きにくいと感じていた自分の地元が…今とても愛おしく思えるのはなんでだろう…。 出たくない。 そう思えてしまうのは何故だろう…。 この街を出るその時に、私は笑っていられるだろうか…。

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