
【世界が終わるその時に人は何を思う】一人声劇台本
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【世界が終わるその時に人は何を思う】一人声劇台本 〈セリフ〉 世界の終わりを告げられ 残り数時間しか残されていないと知った人々は恐怖と混乱で逃げ惑っていた どうせどこに逃げても死ぬというのに そもそも最初から私たちに逃げ場などないのだ 私はパニックに満ちたその光景をただ傍観していた こういう時に考えることは、好きな人ともっと一緒に過ごしたかったとか青春を謳歌したかったとかだろうか だが私は違う 私は唐揚げを食べたかった 突然世界の終末が訪れ、注文していた唐揚げをつくらずに店の主人が逃げ出したのだ そしてあろうことか店主はお代はいらないから出てってくれ、と言って逃げて行った ふっざけるな!せめて作ってから逃げろよ! 私はお客様だぞ? そう口に出して言ってやりたかったが、私も大人だ グッと堪えて言葉を飲み込んだ 唐揚げを食べ損ねた私はある思いが浮かんでいた あぁ、唐揚げになりたい お前は何を言っているんだ?と思っただろう? 安心しろ 私も何を言っているのかわからない そして世界が終わる瞬間に唐揚げを食べることもできず、唐揚げにもなれなかった私は世界の消滅と運命を共にした もしも来世があるなら、次こそは唐揚げになりたい 《おしまい》 [あとがき] タイムラインに終末系の声劇が流れてきたので、私もない頭を捻って3秒くらいで思いついたのがこれでした。 嘘です、もう少し時間はかかってますよ。 真面目な感じで終わりたかったんですが、唐突に唐揚げが食べたい!という要望があったため入れてみました。 この物語の主人公は世界の終わりの影響なのか多分頭がどうかしちゃったんだと思います。 使用の際の拍手・コメントは不要。 コラボした後のサウンドに台本をコピペするのは禁止。 #四ノ宮りゐオリジナル
