
【声劇】とある罪の数え方 其ノ肆【台本】
声劇して下さった方のお名前をどうぞ。
私が趣味で書いているお話です。 二十八作品目となります。 あまりお見せできるような作品には至っておりませんが、楽しんでいただければ幸いです。 今回は、化野視点となります。 畠山は男性のつもりですが、読み手様の解釈で性別を変えて頂いても差異はありません。 因みに六文は今で言う八十四円程度ですね。 素敵な音源をお借りしています。 【使用BGM音源】 https://nana-music.com/users/975996/ 様 の https://nana-music.com/sounds/01603fbe/ 【台本】 湯気が支配する大釜の中には、豆腐。 歪(イガミ)なその角に沸騰した水の粒が当たって砕けた。 その中身を眺めていると後頭部を突かれる。 「畠山(ハタケヤマ)」 「よぉ、化野大先生。執筆活動は順調か?」 「嫌味のつもりかい? 残念ながら、依頼原稿の一枚目に埃が積もってるよ」 私の言葉を聞くと畠山は愉快に笑った。 それから満足したのか、私の顔をひょいと見てから「何かいい事でもあったのか?」と問う。心当たりは一つしか無かった。 「猫を拾ってね」 「猫ぉ? なんでまた、そんな希代(キタイ)なもの」 「……室生(ムロオ)然(シカ)り谷崎然り、ヘミングウェイ然り。 著名(チョメイ)な作家は猫を愛(メ)でるものなんだよ」 「…著名、ねぇ?」 何か言いたげな畠山を他所(ヨソ)に、豆腐屋の店主に二丁目の豆腐を頼む。白湯(サユ)に浮かぶ豆腐が仲良く小鍋の中に並ぶ。 「二丁って…最近は猫も豆腐を食うのか?」 「さぁ? 好物を聞いてくるのを忘れてしまったからね。 じゃあ、畠山。私は豆腐が冷めないうちに戻るよ。豆腐代、六文(ロクモン)立替(タテカエ)といてくれ。」 文句を言う畠山の言葉から逃げる様に、私は帰路(キロ)を辿った。 #声劇 #声劇台本 #拍手します #フォローします #コラボ #声劇コラボ #声劇台詞 #1人声劇 #一人声劇 #2人声劇 #二人声劇 #コメントします #拍手返します #フォロー返します #コメント返します #誰かこの手を掴んで離さないで #なべこぴあの
