nana

声劇『さよならと明日の話を』掛け合い
18
2
コメント数4
0

消えられたら そう考えた事も 有ります。 *----------------------------- ★思い出を踏みつけて ▽階段をのぼる僕は ★遠い明日に手を伸ばして ▽扉の向こうの空にこがれる ★ただ、 ▽それで、 ★▽消えることができればいい。 ▽明日に向けたさよならと、 ★そして、少しの悲しみを。 ▽「風が吹くたび揺れる心は、きっと嘘つきなんです。」 ★「歪んだ足もとをうつすのはもう慣れました。」 ▽「少しだけでいい。明日が来るまでの少しの時間。それを僕にくれませんか?」 ★「いいですよ。明日を待つには、退屈すぎたから。」 ★「ただ、息をしたかった。」 ▽「はい。」 ★「ただ、涙を流したかった。」 ▽「はい。」 ★「ただ、生きていたかった…」 ▽「っ……もう、明日がきてしまいます。」 ★「そう、ですね。さよなら、です。」 ▽「また、また明日も、」 ▽『さよならと明日の話を、僕としませんか?』 -----------------------------* #声劇台本 #掛け合い #声劇 #まとりの台本

4コメント
ロード中