nana

朗読*とあるアンドロイドに向けた言葉。
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#台本 #声劇台本 #朗読台本 #朗読 #機械と人間の話 以下台詞、アレンジご自由に! 拝啓、わたしのアンドロイド。 どうか、どうかこの手紙があなたの元に届きますように。 きっと、その頃には、 わたしはもうここにはいないのだろうけれど。 もしも、過去に戻れるとして。 こうなる未来を知っていたとして。 わたしは『あなたを造らない』という選択が出来たのだろうか。 ……いいえ。 多分、どんな未来が待っていたとしても、 どれほど絶望したとしても わたしはあなたを造っていたわ。 だって、あなたは世界で一番優しい心を持っているアンドロイドだから。 選択を誤ったのはあなたではない。 わたしでも、ない。 『人間』だったのよ。 でも大丈夫。 いずれ、人間とアンドロイドが一緒に生きていける世界がくるはずだから。 なんとなく、そんな気がするの。 だからそれまで、 もうしばらく、待っていてね。 ZERO。 敬具、あなたを愛した人間より。 -------------------- その博士は最期に言いました。 「この世界の未来は、あなたたちに、任せた」と。 これが、全ての序章。 そして これが、物語の始まりです。 *ZERO https://nana-music.com/sounds/035e397e/ *前作 こころなしか。 https://nana-music.com/sounds/034e51d9/

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