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CM風声劇「猫叉逼塞独白譚」
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お手本 https://nana-music.com/sounds/034f2408/ ------------------------------------------------------- (音入り) 猫叉: 『ーもう、時効(じこう)であろうか 冬を越え 春を告げ 燈籠流れる夏の夜 苦悩の秋からひととせ廻(めぐ)り 少年少女は嗤(わら)い合う 一人は秀才 一人は天才 そして一人は無知蒙昧(むちもうまい) 私は一言こう鳴(い)ったのです』 「にゃあ」 (音入り) 猫叉: 『昭和52年8月15日 あの転落事故は私が引き起した凶事です 雲のように不安定な心は 童子(わらし)自身を責め立て 鞆(とも)へ嫉妬を繰り返し 遂に私を憑依させました。』 八雲:(今年のゐロハ文学賞を受賞したら、彼女に伝えよう) 弥生:(すごい!ねえ聞いて、巴ったらまた入賞したんだって) 猫叉: 『こうなってはもう止められません 否応(いやおう)言い合う成れの果て、 終(つい)に童子(わらし)は 鞆(とも)を川へと突き落としたのです。』 巴:(違う!それは昨今のお前の様子がおかしかったからだ だから忠告しただけだよ!) 八雲:(そうやって弥生を私から遠ざけたのだろう 性の悪い奴め!) (ピアノソロ) 猫叉: 『きっと鞆(とも)の見た童子(わらし)は、 さぞ猫々しい姿だったことでしょう。』 弥生:(八雲、巴、何処に行ったの… ! やく) 猫叉: 『邪魔する声は消え、童子(わらし)の腕(かいな)は 鈴夜の山に、火を放ちました 業火に包まれた木々の中で彼は少女に言いました。』 (火の音) 八雲:「ごめんね」 猫叉: 『唆(そそのか)すのにさして時間はかかりませんでした。』 コダマ:(これは人の運命なのです。 お兄さんも素直になったらどうですかあ?) 猫叉: 『天網恢恢(てんもうかいかい)、 その後私は桜木の叱咤(しった)により 全ての尾を失いました。 私に悪さをする力はもうありませんが、 誰もが奥底に眠っています その狂気は、現代(いつ)でも呼び出せると言う事を 忘れないでくださいね。』 ------------------------------------------------------- あらすじ 季節は冬、この時期になると私は思い出すのです 若かりし過ち、きっとそれは留まることを知りません。 あの夏の日、猫を祀った神社は燃えて炎の中へと姿を消した 真相は腐った土の下へ、少女は囚われ色を失くす。 人を殺すのはいつだって人なのです さあ 鈴の音が響いたら、次はあなたの番かもしれません。 猫叉:九回死んだ猫 性別不明 物語の元凶 人を唆しては心に付け入り、 ある一定の波長が合えば隙を見て憑依する。 ------------------------------------------------------- 今年から書き始めた「ひっそり季節台本を作ろう」 という試みで制作しておりました「懐古神社シリーズ」 最後の台本です。 まだまだ書いていない設定もあるのですが割愛します ありったけの愛を込めて書きました。 後日Twitterでキャラクター詳細や補足等上げる予定です。 序「懐古神社」 【https://nana-music.com/sounds/024d8d90/】 春「桜前線春告道中」 【https://nana-music.com/sounds/0275b043/】 夏「風鈴燈籠」 【https://nana-music.com/sounds/02c6e655/】 秋「とある文学少年の一説」 【https://nana-music.com/sounds/032656dc/】 冬「猫叉逼塞独白譚」 あ、そうそう 実はこの台本全てに猫叉の鳴き声が入っております。 見つけてみてね☺️ お借りしたBGM DOVA-SYNDROMEから 「月下乱舞」 written by 古根川広明 様 編集:九重なゆ #掛け合い #声劇 #CM風声劇 #台本 #和風 #九重なゆの台本

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