
【声劇】とある罪の数え方 其ノ弍【台本】
声劇して下さった方のお名前をどうぞ。
私が趣味で書いているお話です。 十六作品目となります。 あまりお見せできるような作品には至っておりませんが、楽しんでいただければ幸いです。 女性の方は括弧内の文章を読んでいただければ扱い易いと思います。 こちらの台本の続篇とさせていただいております。 興味がありましたら是非御覧下さい。 【https://nana-music.com/sounds/034952fe/】 素敵な音源をお借りしています。 【使用BGM音源】 https://nana-music.com/users/2312661/様 の https://nana-music.com/sounds/025761a6/ 【台本】 薄汚れた畳の上に申し訳程度の薄い座布団。 男性に促されるままに腰を下ろせば、床が鈍い音をして抜けてしまうのではないかと思った。 「私はアダシノ。化ける野(イナカヤ)で、化野」 「俺はサチオ。幸せに生きるで、幸生」 (「私はユキ。幸せに生きるで、幸生」) 名は体を表すのでは無かったのだろうか。 幸せどころか、不幸も感じられない絶望の中。今の自分をとても両親には知られたくなかった。 化野と名乗った男は、小汚い机の上に広げられた原稿用紙に漢字で『幸生』と文字を書いた。 物書きと言っていたが、どうやら本当らしかった。 六畳一間の空間には、人間が生活している形跡は一切なかった。見るところ電気とガスが止められているらしい。 「サチオくん(ユキさん)は、なんで自殺しようと思ったの」 「…理由なんて、」 一瞬、息が詰まった。 瞼の裏に焼き付いたアカが、侵食する。 「人を殺したのかい?」 「なんで…」 分かるのか、と問おうとした時。 化野の瞳と合った。 それは黒く淀(ヨド)み、まるで 「それしきのことで?」 と、嘲笑(ワラ)われているように感じた。 #声劇 #声劇台本 #拍手します #フォローします #コラボ #声劇コラボ #声劇台詞 #1人声劇 #一人声劇 #2人声劇 #二人声劇 #コメントします #拍手返します #フォロー返します #コメント返します #誰かこの手を掴んで離さないで
