nana

冬花火【オリジナル】
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石でできた鼓膜へ囁く 閑古鳥の囀りを劈く ライチョウと共に去りゆく夏 雪景色が白い白い息を吐く 見上げた空 落つる涙 無意識に探る君の在り処 手が届き抱いたあの時ですらも 心はまだ届いてはいなかった 遊ばれてると右心房からの助言が 頭を今日も回った 君が好きだって春も夏も 君は笑って去る秋も冬も 君がただ好きなのに 全ての思いを全部 美しい笑顔でかき消され またね が僕をぼやかして 肌寒い寂しい冬に 空に光る冬花火 水に映る景色のように 同じ目線にいるあなたへいま 愛してるだなんて言葉 僕にはなにも似合わなくて それでも飾らず伝えたい 必ず君と歩みたいから 暗く寒いそんな日々に 二人を照らす冬花火 いま君に伝えるんだ 不器用な歌を君へいま

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