
【不思議な社】朗読台本
語り部()
【不思議な社】声劇台本 〈登場キャラ〉 語り部 [セリフ] かつてこの國(くに)には八百万(やおよろず)の神が存在し、祀(まつ)られていた しかし時代が過ぎるにつれ、信仰心(しんこうしん)も薄(うす)れつつあった 数多くあった社(やしろ)も老朽化(ろうきゅうか)にともない、次々に取り壊(こわ)され、残っているのは名の知れた神の社がいくつかあるだけだった そして、次に目をつけられたのは、小さな村の森の中にある名も無き古い社 誰も手入れをしないせいで、鈴(すず)は茶色く錆(さび)つき床は抜け落ちて、守り神である狐の像もあちこち欠(か)けてしまっている 國の役人たちは、こんな場所は早く取り壊すべきだと、村の者の意見を聞かずに決行する だが、作業を始めて数日が経ったころ 作業員が、一人また一人と消えていく、まるで神隠(かみかく)しのように 次は自分が消えるかもしれないと恐(おそ)れを抱(いだ)いた役人は、取り壊しを中止し尻尾(しっぽ)を巻いて逃げていった それを見た村人たちは口々(くちぐち)にコンっと鳴いたとか 今日も名も無き社は、森の中でひっそりと佇(たたず)んでいることだろう 朽(く)ち果て終わりを迎(むか)えるその時まで、ずっと、ずっと [おしまい] 《あとがき》 周期的に和風で狐が関わる話を書きたくなるんですよね。わかってくれる人もいませんかね? なので今回は最後の方だけですが狐がちょこっと登場します。 物語の舞台は日本だと考えています。細かい場所の設定はないですけど、明治から昭和の間くらいの時代かなと思います。 割とセリフが長いので時間に気をつけて読んでいただければ入ると思います。 使用の際の拍手・コメントは不要。 コラボした後のサウンドに台本をコピペするのは禁止。 #和風BGM #BGM #hazuki作曲
