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【二人声劇】花見小路のその先に【台本】
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#声劇台本 #声劇 #2人声劇 #朗読 #掛け合い #mitagraph #フリーコラボ はい、やってみました!自分の中のマスターは別な場所から芸の道を目指して越してきたけど、結局その極意には辿り着けなかった系の方です。少しセリフ入れにくいところもあるかもしれませんがご了承ください。 〇花見小路の石畳を、順番通りに踏んでいくと 宵の時に一軒、茶店が現れるのをご存知でしょうか? カランコロン(開始10秒) ●「おおきに、いらっしゃい。今夜もかい?」 〇「おしまいやす」 ●「もうここでは芸妓じゃないんだから、 好きにしゃべりなさい、小鞠(こまり)」 〇「はあ!今日も疲れたわ!酔っぱらいの相手ばかり。 お茶を一服くださる?」 ●「はい、どうぞ」 〇「ふぅ、生き返る。ここがなかったら私干からびてるわ」 ●「そんなことを早々言うもんじゃないよ」 〇「だって、ここはそういうところでしょう? 芸妓や舞妓が羽を休めに、宵の時に訪れる茶店 まさに、一見さんお断り、ってね」 ●「ここに来る子が減ってくれるのが 私の願いなんだが」 〇「あら、私がこんくなったら(こなくなったら)さみしいんじゃない?」 ●「そりゃあさみしいさ。 でもここがなくなるというのは、 芸の道に立つ少女の不安もなくなるということだからね」 〇「ふぅん、そういうもの?」 ●「そういうものなのさ」 〇「まだおしゃべりしていたいけど、明日も早いの 休まんと(休まないと)」 ●「酔っぱらいの相手はほどほどにね」 〇「おおきに。マスターもせいぜいおきばりやす」 ●ふわりと彼女がここを出ていく 羽休めをした蝶が羽ばたいていくかのように カランコロン(残り5秒) ●「おおきに、いらっしゃい」

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