nana

あめのあと
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あの日交わした会話も君に渡した折りたたみ傘も もう戻らないとわかっててまだ待ち続けて 背の伸びた後ろ姿によく似た姿追う私がいて もう忘れようと決めたのにまだ戻りたくて 窓に打ち付けた天気雨に気持ち重なって 忘れられなくて…あぁ。 いつか言えなかった二文字すら今は止まらないほどで 君に会う理由なんて特にあるはずないのに 君とのあの日常ももう2度とは戻らなくて 雨はもう止んだのに、月は見えなかった。

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