【声劇】Debriefing～The answer～【台本】

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　これはnanaで投稿するか結構悩みました。ある意味僕が一番語りたかった部分でもあるけど、90秒では短いし盛り上がりに欠けるからです。たぶん需要もないだろうしね。ええ、自己満足ですとも。語りきれぬも多々あれど、語らなければ浮かばれぬ。 一人称語尾改変、アドリブ等はご自由に！ 前 「AI搭載戦闘機発信直前的なもの」 http://nana-music.com/sounds/01d5fb87/ 「AI搭載戦闘機最終決戦直前的なもの」 http://nana-music.com/sounds/02313f25/ 「決戦、AIの存在理由」 http://nana-music.com/sounds/0208d037/ 「VEGA-One of the After and Background」 https://ncode.syosetu.com/n9353gh/ 「Debriefing～The answer～」 作：清水流兎 ◯：某AIの開発者 ■：元戦闘機パイロット 戦後しばらく、彼は慰霊碑を訪れた。しかし、そこに書かれていることが全てではなく、ある戦友の名すら書かれていない。彼は空虚さを埋めるように石の上の線を追う。そこに彼の戦友をよく知る人物が現れる。 以下本文。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ◯「まさかこんなところで会うなんてね」 ■「俺にだって思い出に浸りたいときくらいあるさ」 ◯「似合わないわね」 ■「放っとけ。もう慣れたもんだと思っていたんだがな。あいつのことも……。ここに書かれてはいないが」 ◯「平和にはなったわ」 ■「そうさな。悪くはない」 ◯「良さそうな顔でもないわね」 ■「よくわからなくなったのさ。なにか物足りなくてな」 ◯「そんなあなたにニュースよ。聞く？」 ■「言いたいんだろ。勝手にしろ」 ◯「じゃあ勝手にする。彼女が載せられた戦闘機、その似合わぬ識別符号には訳があった。彼女は結局ああなる運命だった。その良し悪しをただの技術者でしかない私は関知しないけれどね」 ■「そうか」 ◯「それと……はい、これ」 ■「……なんだ？」 ◯「さしずめ彼女のデブリーフィングってところかしら。サルベージには苦労したわ」 ■「なぜ俺に……」 ◯「それが良いと思った。それだけ。確かに渡したわよ。私はもう行くから」 ■「待て！　最後に答えてくれ。AIに、心はあるか」 ◯「そんなの私に聞く意味があって？」 　 ■「そうか……。ああ、そうだな。……たまには星でも眺めてみるか」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー #声劇 #掛け合い #台本 #コラボ用