nana

台本《蟹の憧憬》
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1人で2役やってみましたㄟ( ・ө・ )ㄏ A:今まで色々あったな・・・  (感傷に浸りながら) B:そう・・・だね・・・あ、あのさ・・・?  (少し遠慮するような感じで) A:ん?どうした?何か気になる事があるのか?  (何も思い当たる節が無く、逆に問う) B:今までその・・・気にしないようにはしてたんだけど・・・   もう、最後かもしれないから聞くね・・・?  (確信に迫るように) B:Aってさ・・・蟹・・・だよね?  (質問をぶっこむ) A:・・・・・・  (Bが何を言っているのか分からず無言) B:ずっと気になってたんだ!   でもほら・・・こういうのってその・・・  (躊躇いながら) A:ごめん。ちょっと何を言ってるのか・・・  (こいつ大丈夫か?という風に) B:だって!・・・Aってさ、横歩きじゃん? A:初代ドラクエの主人公だってそうだろ? B:うん。そうなんだけどさ・・・泡、吹くじゃん? A:失神すれば誰でも吹くだろ? B:そうなんだけどさ・・・そうなの?   それに・・・その手・・・ A:嗚呼、これか。ちょっと不便だけど・・・   でも、慣れたらどうってことないぜ? B:ハサミ・・・だよね?  (もう迷わない、全力で問う) A:───嗚呼、ハサミだな。それが? B:赤いよね、身体もさ A:シャア専用ではないけどな B:皮膚、それ甲羅だよね? A:いや、これはその・・・こういう病気なんだよ(苦笑)  (精一杯誤魔化す) B:蟹・・・だよね? A:違─── B:蟹だよね?  (間髪入れずに) A:ち・・・ちが・・・ B:好物は? A:スルメイカ B:蟹だね? A:・・・蟹みたいだな。 B:やっぱり、蟹だったんだね。 A:言われて初めて気付いた。   俺、蟹・・・だったんだな・・・ B:うん。蟹だよ・・・Aは。 A:ごめんな。蟹鍋の最後なのに B:大丈夫。〆は雑炊でいい? A:───嗚呼、頼んだ。  (全てを悟ったように) #或伴奏 #或脚本

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