nana

【声劇 朗読】愛を知らない君へ
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君に愛を、温もりを 全て教えてあげたかった。 ──台詞──────── いつも笑顔で明るくて、可愛いあの子。 いつしか、その笑顔を独り占めしたいと思うようになった。 “それ”を知ったのは、彼女に出会って2年目の冬だった。 『俺が守らなきゃ』そう思った。 彼女が断らないと分かっていて、俺は手を差し伸べた。 俺は卑怯なやつだ。 それでも、彼女が欲しかった。 けれど、そんな俺を、彼女は『優しい人』だと言う。 俺との日々を『幸せ』だと言ってくれる。 それだけで嬉しくて、勝手に救われた気になっていた。 俺のしている事は、決して許される事じゃない。 それでも、彼女を守るためにはこれしかないと、本気で思ったんだ。 この関係がいつまでも続くわけない。 そんな事分かってた。 いつか、終わりが来る事も。 そしたら、もう二度と彼女に会えなくなる事も。 だから、その前に伝えたかった。 「愛してる」 愛を知らない君に、最初で最後の告白を。 ──────────── 君は今、どうしているだろうか? 幸せに暮らしているだろうか? 青空の下、僕は一人、空を見上げた。 ※一人称変更OK アレンジ・アドリブ自由 対台本「恋をした少女」 https://nana-music.com/sounds/0269c4ac/ みわたかさんの素敵な伴奏 【日向-Ad lib Original Sound-】お借りしました

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