nana

【1人声劇】死神の決断【朗読】
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#台本 #声劇 #1人声劇 #朗読 #死神 僕は少女の命を狩った。 最後に「大好き」と言われた…嬉しかった…はじめてだった。 はじめて、人の命を奪ったことを申し訳なく思った… 此岸から僕がいる世界、此岸と彼岸の境目に戻ると先ほどの少女の始末の会議が始まっていた… 判決は「地獄行き」理由は「親殺しの罪」僕は目を見開いた。死人(しびと)に感情移入してはいけない…それは決まりごと… でも気づけば少女がいる場所まで来ていた… 一緒にいると約束した、死神は約束を破らない… 裁判の判決より僕は彼女を選んだ。 俯く少女に手を差し伸べた… 「おいで!僕が約束を守れる場所に!」 そんな場所あるかわからない… でも、僕はあると信じた… こうして僕は彼女を逃し、死神であり罪人であり、嫌われ者になった。 ー終わりー

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