【第七話:声劇台本】- 《魔天に迸る流血》-
男: 女:
【第七話:声劇台本】- 《魔天に迸る流血》-
- 17
- 0
- 0
《魔天に迸る流血》
【内容】:魔界を支配する天使と、地上の平和を守るべく立ち上がった女騎士が、寂れた礼拝堂で出会う。誤解に似た状況から惹かれあったふたりは引き裂かれてしまい、お互いに敵として壮絶極まる戦いの幕が上がる。悲哀に包まれた戦いの行方は、未だ誰にも、ましてや神にも分からない
《キャラクター紹介》
男:[魔天使ウェルゼディア]
・魔界にて最強の力とカリスマ性を持つ天使。天界からの命令により、魔界の支配を任された。もともとは心優しく、聡明で、笑顔を絶やさない性格だった。現在は争いをやめない人類に半ば絶望しており、世界の状況を憂いている。愛称はウェル。
セレイナとの邂逅の最中、戦いの宿命が押し寄せてしまい、セレイナの剣の前に倒れてしまうが、魔天に迸る力を使い、復活を遂げた
女:[セレイナ・アルヴァーン]
・人類史上最強と謳われる女騎士。産まれた時に神託を受けて選ばれたおかげで、潜在能力を限界以上まで引き出されている。さらに、戦場での未来予知も自由。おしとやかで清廉、純粋な性格。戦いの度に礼拝堂で涙を流すほどに平和と安定を願っている。慈悲深いが、敵には容赦がない。愛称はセレイナ。
誤解からウェルを斬ってしまう。これから彼女に待ち受けるものは……?
男:[天使エルリック]
・ウェルゼディアの副官。魔界においてウェルゼディアを除けば、比肩するもののない力を誇る。魔物を率いて礼拝堂を取り囲み、ふたりの淡い想いを無残に引き裂いた張本人。その言動には謎が含まれているが、その真意は悪意が見え隠れしている
男:魔族
・セレイナに襲いかかる者達
【第七話】:不遜
ナレーション=男
[本文]ここから~
_________________________
ナレーション:『セレイナを守ると言った彼は、最初に現れた時と同じく優しかった。暖かかった。そして今は強かった』
ウェル:「エルリックよ。私を魔界から追放し、策略で神への反逆者とし、地上に落としたのは許そう。だがセレイナに傷を付けたことは万死に値する!」
エルリック:「お、おのれ……」
ナレーション:『魔界の帝王、最強の力を持った天使……そんな彼が怒りをあらわにしていた』
セレイナ:「ウェル!」
エルリック:「このままでは終われん!魔界は我が支配してやる!行け!」
セレイナ:「ウェル!来ます!」
ウェル:「安心したまえ。セレイナの背中には私がいる」
魔族:「死ね!裏切り者と女!」
ナレーション:『再び戦いの火蓋が切って落とされる。その戦いは、今までよりも希望が射し込んでいた』
_________________________
(続く)
・連続投稿、第七話です。これからも魔天流血シリーズをよろしくお願い致します!
コメント
まだコメントがありません