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セイ-僕の生きる意味-第４話[4-1]です。 朗読パートのみです。 ―・―・―・―・―・―・― あれから、一週間が経った。 ミスズは自分の目標に向かって、勉強も部活動も張り切っている。一方で僕は、相変わらず漫然と日々を過ごしている。 いくら考えたって、幸せな将来なんて思い描くことはできない。 友達が楽しそうに語る将来の夢だって、現実になるとは思えない。進路希望調査の用紙が配布されたって、何も書けずにいる。 僕は世界から取り残されてしまったように感じていた。自分が生きていることすら疑いたくなるような虚無感。一人きりの帰り道では、それが余計に強くなる。 『僕はなんのために生きているんだろう』 あの日湧いた疑問は、今日も消えずに残っている。 鮮やかに燃える夕日から目を背け、足早に家へと向かう。夕闇に呑まれる街並みは、光の差さない深海のように恐ろしく感じた。 ―――end-2：青に染まる街 ―・―・―・―・―・―・― #声劇 #声劇台本 #朗読