とろまい！

フォロー

プリンセスプリキュア… 「夢」と「絶望」という、よく対比されるテーマを元に、四人の少女がグランプリンセスを目指す物語。 友達が夢を追えば追うほど、互いに別の道へ進むことによって、関係に距離を感じる等、夢を追うことは同時に絶望へと繋がる、といった二元論的観点から、夢は夢、絶望は絶望という相対する原理の闘争から始まる。よって、基本的に両者の言い分は、「夢は絶対諦めない！」「絶望はなくならない=夢を持つだけ無駄」がメーンである。 さらに後半になると、このテーマは突き詰められ、「絶望ないし挫折によって昇華する夢」や「夢の質が高ければ高いほど絶望の効果があがってしまう」等の相互作用・影響関係の論争が戦いの最中出てくる。 結論としては、ハルカの「絶望は確かになくならないので受け入れる(夢には絶望の概念も必要)」という主張でクローズとの戦いは休戦された。 この世から絶望は消えない、そう、夢追う状態は、休戦状態なのだ。私達は個々の夢を昇華すべく、クローズとの再戦を心に秘めているのである。