nana

一番の宝物
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エンジェルビーツ10話より 「俺がしてやんよ」 「日向」 「俺が結婚してやんよ。これが、俺の本気だ」 「あ、そんな。先輩は、ホントの私を知らないもん」 「現実が、生きてたときのお前がどんなでも、俺が結婚してやんよ。もしおまえが、どんなハンデを抱えてでも」 「ユイ歩けないよ。立てないよ」 「どんなハンデでもっつったろ」 「歩けなくても立てなくても、もし、子供が産めなくても。それでも、俺はお前と結婚してやんよ」 「ずっとずっとそばにいてやんよ」 「ここで出会ったお前はユイの偽者じゃない。ユイだ」 「どこで出会っていたとしても、俺は、好きになっていたはずだ」 「また60億分の1の確立で出会えたら、そんときもまた、お前が動けない体だったとしても、お前と結婚してやんよ」 「出会えないよ。ユイ、家で寝たっきりだもん」 「俺、野球やってるからさ。ある日、お前ん家の窓、パリーンって打った球で割っちまうんだ。それを取りに行くとさ、お前がいるんだ。ひひっ、それが出会い」 「話するとさ、気が合ってさ。いつしか毎日通うようになる。介護も始める。そういうのはどうだ?」 「うん。ねえ、そんときはさ。私をいつも一人でさっ、頑張って介護してくれた、私のお母さん、楽にしてあげてね」 「任せろ」 「ん。よかった」 ヽ(;▽;)ノうわーん 知らない人はAB見てください、泣きます(つД`)ノえーん

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