歌詞 雪簾 神野美伽
作詞
荒木とよひさ
作曲
岡 千秋
赤ちょうちんが…雪にちらちらゆれている
ここは花園裏通り
ひとりぼっちで飲む酒は
遠い昔とかくれんぼ
今じゃ帰れぬ故郷(ふるさと)が
胸のすき間で見え隠れ
夢という奴ぁよ…とうの昔に捨てたけど
忘れられない国訛(なま)り
こんな姿をおふくろが
生きていたなら 何歳(いくつ)やら
酔えば涙になるものを
詫びる心に積もる雪
根無し草にもよ…好いて好かれた女(ひと)がいた
畳ひと間のあの暮し
酒よ俺にもいいことが
ひとつふたつはあったけど
肩を細める陸橋(ガード)下
春はいつ来る雪簾(ゆきすだれ)