歌詞 20歳のように愛せない 中村雅俊

作詞
売野雅勇
作曲
中崎英也
私鉄の沿線の小さな名画座跡 今ではビル風の空地だよ 錆びてる鉄条網 触れると指が切れて 誰にも戻せない時が牙をむく 泣いていたね 教科書抱きしめて ひまわりの色が 涙に映ってた 「愛は生きることだって言ったのは誰……」 あれは幻(ゆめ)だよ 青春(あお)いチョークの落書きさ 「何を見つけたのあなた 別離(さよなら)のあと……」 二十歳のように もう愛せない 四人の甲虫(ビートル)も違った道を歩き いつしか三人になってたね 時間が叩いてる 哀しいタイプライター 大事な文字だけが掠れてゆくのさ もし逢ったら とりあえず元気と 旧(ふる)い友だちによろしく言ってくれ 「愛は生きる勇気だと言ったのは誰……」 痛い科白を 耳にささやくのは止せよ 「あの日とあなたは何も 違ってないわ……」 二十歳の夢は もう見れないさ 二十歳のようにもし誰かを愛しても 二十歳のようにもう誰かを愛せないさ 二十歳のようにもし誰かを愛しても 二十歳のようにもう誰かを愛せないさ
中村雅俊
歌ってみた 弾いてみた