歌詞 帰郷 久保田早紀
作詞
久保田早紀・山川啓介
作曲
久保田早紀
この坂を登りつめると
ふるさとの街が見える
幼ない日の壊れやすい記憶を
指先でたどってみる
灯りの花が咲き
夜のとばりに浮かぶ窓
食器のふれる音 夕餉(ゆうげ)の祈り
そこには悲しみさえ
わかち合える人がいる・・・・・・愛の器に
この坂を登りつめると
ふるさとの街が見える
色あせた時計台の針は
遠い日を回りつづける
年老いた鐘の音は静かに
うなづき語りかけるよ
“あれからどこへ行き
どんな世界を見て来たの
大人の目をして帰って来たね”
私は何も言えず
コートに顔を埋(う)めるだけ・・・・にじむ星空
この坂を登りつめると
ふるさとの街が見える
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