歌詞 マンボウ 吉田拓郎

作詞
吉田拓郎
作曲
岡本おさみ
いつのまにか 僕は眠りすぎて いつのまにか真っ青な空を ゆらゆらと泳いでいた クラゲばかり 僕は食べすぎて いつのまにか尾ひれをなくし おまけに下半身まで それが奇妙だと人はいい それが神秘だと人はいう マンボウ マンボウ どうやら僕は 暖流を泳ぎすぎた いつのまにか 僕はとらえられて いつのまにか水槽の中から いくつもの目を見ていた 子供達の 人気者らしく いつのまにか泳ぎを怠けて 過ぎて行く人を見つめ それが理想だと人はいい それが羨ましいと人はいう マンボウ マンボウ どうやら僕は 1000kgになったらしい いつのまにか 太平洋を忘れ いつのまにか大西洋も忘れた 日曜の昼下がりに 100億の卵を生んでも 10億の仲間に食べられて ときどき海を夢見る それが運命と人はいう それが文明と人はいう マンボウ マンボウ なるほど僕は 進歩には縁はないが マンボウ マンボウ そういう君は やすらぎに縁がないね
歌ってみた 弾いてみた