歌詞 幻の月 元ちとせ
作詞
オカモトサダヨシ
作曲
オカモトサダヨシ
あかいくだものを がりりと噛みました
濡れたくちびるがぬらぬらと光ります
柔らかい布で体を拭きました
こぼれる雫は誰の涙でしょうか
幻の月の影をぼんやりと眺めています
あらがえぬこの想いに心はくすぶります
雨が降るまえの匂いを嗅ぎました
気付かれぬ花がひとりで咲いています
咽喉に流れる水のつめたさ
なだらかな坂の上をカラカラと歩いています
乾かない髪のままで何かを冷ますように
幻の月の影がどこまでもついてきます
鎮まらぬこの想いに
心もあかくなるのです
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