歌詞 12号室 SION
作詞
SION
作曲
SION
彼女は美しかった まっ白な顔をしてた
きれいな髪をしてた声もやわらかだった
彼女の室はいつも花の香りがした
いい香りがした ものすごくあったかかった
彼女は人もうらやむほどのほとんどをそこでは持ってた
そこに入る訳は8つの俺でも解っていた
今より良くなるために必要だと解っていた
そこは動物園だった みんな変な形をしてた
仲間ですよと紹介された こんがらがって涙が出てきた
こんな変なやつらの仲間でも友達でもないと
一週間話せなかった誰とも話せなかった
全部嫌いになったご飯も嫌いになった
その日もベッドの中でじっと息を殺していると
誰かが蒲団の中に手紙をつっ込んでいった
よかったら12号室の私の所へ遊びにおいでと
彼女は微笑んでいたベッドに体を起し
ものすごいきれいだった泣きたいくらいきれいだった
ほんの少し話をした本当はもっと話したかったけど
恥ずかしくてどうしようもなくてそこに来て初めて表にかけだした
表に出て彼女の前で走ったことをすぐに悔やんだ
彼女と話したその日からほんの少しづつだけど
誰かの問いに答えたり誰かに話しかけれるようになった
何人かの友達もできてやっとそこの暮らしに
やっとそこの暮らしに慣れてきた3ヶ月目の朝突然言われた
ここにいても君の場合はなんにもならない君も家に帰りたいだろう
みんなとは違うと言われ ここに入ってきて
そしてやっとやっとここに慣れたのにここも違うらしい
4時間電車に乗って元いた教室に戻った
なつかしいはずのクラスの顔、顔 みんなよその国の人に見えた
今日からまた仲間ですと先生は俺を紹介した
彼女は美しかった 彼女は美しかった
きれいな髪をしてた 声もやわらかだった
彼女の室はいつも花の香りがした
いい香りがした ものすごくあったかかった
彼女は全てを持ってた 白く長いはずの二本の足を除けば
彼女は美しかった 彼女は美しかった
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