歌詞 光、再考 amazarashi
作詞
秋田ひろむ
作曲
秋田ひろむ
もし生まれ変わったらなんて言いたくない どうしようもない
僕の人生も長い付き合いの内 愛しくなってくるもんで
ぶつかって 転がって 汗握って 必死こいて
手にしたものはこの愛着だけかもな まぁいいかそんな光
時々虚しくなって全部消えてしまえばいいと思うんだ
神様なんてとうの昔に阿佐ヶ谷のボロアパートで首吊った
綺麗な星座の下で彼女とキスをして
消えたのは思い出と自殺願望 そんな光
朝が来るたび陰鬱とした気持ちで それでも青い空が好きなんだ
公園ではしゃぐ子供達と 新聞紙被って寝てる家の無い人
未来は明るいよ 明るいよ
くしゃみを一つしたら大勢の鳩が大空へ飛び立った
どこへ行けばいいんですか 行きたいとこへ勝手に行けよ
何をすればいいんですか 僕は誰に尋ねてるんだろう
何か始めようと震えてるジャングルジムの影が長くなって
僕は今から出かけるよ ここじゃないどこか そんな光
彼女が歓楽街でバイトをはじめて夜は一人になった
特に寂しくは無いけど急にテレビ番組が好きになった
朝彼女が戻って 僕が部屋を出て行く
無垢に笑う彼女が本当に綺麗だと思った そんな光
子供の頃の影踏み遊びを思い出してる追いかけても
決して掴めない物 まるで蜃気楼だけど僕は気付いてる
本当は手にしたくなんか無いんだよ
ずっと追いかけていたいんだよ
もっと胸を焦がしてよ 死ぬまで走り続けたいんだよ
流れ流れて明日は東へ 出会いと別れを繰り返して
光と陰を股にかけて 泣き笑いを行ったりきたり
そうだよ大丈夫 大丈夫 皆同じだよ
上手くいかない時は誰にでもあるよ そんな光
日が沈みまた昇るように花が散りまた咲くみたいに
全てはめぐりめぐって全てがほら元通り
もし生まれ変わったらなんて二度と言わないで
今君は日陰の中にいるだけただそれだけ