そらると様＆字心霧空専用チャットルームその2！

黒「…ん」鈴の手をぎゅっと握る

樒「ごめん、君達の事の存在に気づけなかった…ちょっと待ってて、葵さん呼んでくるから」葵を呼びに行く

黒「…大きな音…した…火､熱くて…寝てたから､連れてきた」あの時本部の中にいた

樒「っ、鈴さん！…と、君は……まって、怪我！」駆け寄る

黒「……」焼けてボロボロになったペストと、無傷の鈴がたっている

樒「探さないとだね……だれ…？」ドアの方を見る

牡丹「えぇ…何か手立ては…」ドアが開く

樒「うん、かなり大規模だね……でもこれじゃ、大勢の死人が出るよ…」

牡丹「…選別を行った後に兵器による排除、そして文明の作り替え…かなり大規模ですね…」

樒「メンティス…人類一斉清掃ってそんな…っ」

牡丹「…宝を壊す愚かな人間を粛清し、文化が護られる世の中を作るため、……メンティスによる人類一斉清掃を開始する…」

樒「…ドイツのハッカー…？ どんな犯行声明…」

牡丹「……犯行声明…？ドイツのハッカー組織が全世界に発信…ですって」

樒「うん……何かあってる？」テレビに視線を移す

牡丹「えぇ……テレビでも見ますか」テレビをつける

樒「そうだね…分からないよ…」包帯を救急箱に直す

牡丹「えぇ…他人の思考なんて、到底わかりませんが…」

樒「考え…か……」

牡丹「…いえ…彼も、彼なりに考えがあったんだと思いますよ」水を飲む

樒「…そうか……謝って許されることじゃないけど…ごめんね、楠が」

牡丹「えぇ…まだ傷は治ってませんが、一応ね」

樒「牡丹君の方こそ、大丈夫？」

牡丹「…なら良かったです…」水を入れて隣に座る

樒「っ！……あっ、牡丹君…うん、大丈夫だよ…大きい傷は治ってるから」

牡丹「…樒さん、大丈夫ですか」

樒「……」浅い怪我の手当をソファに座ってしている

牡丹「…喉…乾いた…」顔をタオルで擦り、とりあえずリビングへ

棗「…かわいかったな…」立ち上がる

牡丹「…かっこよかった…」

棗「…ちょっと、落ち着こ…」ふぅと数回深呼吸する

牡丹「…っ…」思い出してまた顔を赤くする

棗「……顔が、にやけてしまう…」

牡丹「…ん…」唇に触れる

棗「…はぁぁぁぁぁ……柔らかかった…」廊下の隅で蹲る

牡丹「…っ…あっつ…」顔は赤いまま

棗「…(…勢いに乗って、キスしちゃった…」廊下を早足で歩く

牡丹「ぁ…は、はい…」

棗「…じ、ゃ！ 俺、葵さんと菊君の様子見てくるから！」顔真っ赤にして背を向ける

牡丹「ん…っ…」

棗「…ありがとう、好きになってくれて」軽く口付ける

牡丹「んぅ……」恥ずかしそうに向く

棗「ふふ…さっきので十分……でも、こっちみてよ」頬をつつく

牡丹「うぁ……も、もう言いません…！」ぷいっとそっぽを向く

棗「っ、ふふ…うんうん……ねっ、もう1回」グイグイ近づく

牡丹「ぁ…っぅ……な、棗…は…かっこいいです…」耳まで真っ赤にしながら言う

棗「……もう1回言って？」ぐいっと顔をちかづける

牡丹「…じゃあ、棗は……かっこいい…です」顔を逸らしながら言う

棗「うん、可愛いよ」ぱっと離れる

牡丹「…そうですかね」

棗「ん…ふふ、ありがとう…牡丹の方が、何倍も可愛いよ」