夏風さんとのなりちゃ部屋！

冬弥）…かい…と…(寝言)

冬哉）…すぅ…すぅ…

海翔).....冬哉さん....おれ、どうしたら好いてもらえますかね.....(しゅん、としながら呟いていて)

冬哉）眠ってる）

海翔)今は寝てるので、起きたらまた言いに来ますね(微笑み頭を下げた冬哉の病室に戻って)

看護師）目を覚ましたんですね！良かったです。

海翔).....(立ち上がると看護師のいるところへいき冬哉が目を覚ましたことを言いに行き)

冬哉）…うん…（目を閉じて

海翔).....お休みなさい、冬哉さん、はやく良くなって一緒にお菓子でも食べましょう(微笑み言い)

冬哉）…分かった…

海翔)さ、そろそろ寝ましょう、沢山寝たらすぐよくなります(笑いながら言い)

冬哉）…そ、そうなんだ…

海翔)あ、で、でも今は問題ないですから大丈夫ですよ？(笑いながら言い冬哉を見て)

冬哉）…。

ルア)奴隷とかじゃねぇから安心してな、まぁ元奴隷といえば海翔の方が奴隷には近いし(笑いながら言い)

冬哉）…ペット…

ルア).....ん？ .....あぁ、なるほどな、俺はルアだ、一応元はペットみてぇなかんじだったけど今は普通に人間だからよろしくな(笑いながら言い)

冬哉）…誰ですか…？

海翔).....まだ怪我、治ってないですからね.....もう少し先になるかなぁ.....あと一週間もすれば出られますよ(微笑み言い) ルア).....おっと、起きてるじゃねーか、冬哉、調子どうだ？(笑いながら入ってくると海翔の肩に肘をのせて言い)

冬哉）…僕、いつここを出られるの…？

海翔).....そう、ですか、分かりました(微笑みコクリと頷いて冬哉を見て、その後は椅子へ座り冬哉と話しながら過ごして)

冬哉）考えて）…思いつかないなぁ…

海翔)はい、分かりました。 何か必要なものはありますか？(首をかしげ微笑み)

冬哉）もぐもぐ）じゃあ、海翔くんで。

海翔)そんな堅苦しくならなくても海翔で良いですよ(笑いながら口の中に林檎を入れてやり)

冬哉）水無月、くん…。 ありがとう、貰うよ（口を開き

海翔).....俺は海翔です、水無月海翔(微笑み言い林檎を剥いていて) .....林檎切れましたよ(微笑み爪楊枝に刺した一口サイズの林檎を口許に近づけて)

冬哉）君の名前を聞いてもいいかな？

海翔).....(頭をポンポンとしたあと微笑み、そのまま看病をしていて)

冬哉）…うん、ありがとう…

海翔).....でも、そんな暗い話はやめましょう。記憶が戻るのか、戻らないのか、分からないけど。俺も、ルアさんもお手伝いしますから。一緒に慣れましょう(微笑み冬哉を見て)

冬哉）…そう、なんだ…

海翔).....冬哉さんは、海に飛び込んで、それで、一週間、眠ってたんですよ(泣きそうになりながらポツリポツリと呟いて)

冬哉）…ひいらぎ…とうや…（不思議そうに呟き

海翔).....。 貴方は柊冬哉、ここは病院ですよ(静かに落ち着いたトーンで話して)

冬哉）…ここはどこ…。…僕は、誰…？

海翔)ふぇ.....？ .....俺のこと.....覚えてない、ですか.....？(驚いたように目を丸くして冬哉を見ていて)

冬哉）…ぇ、あの、君は…誰だい…？

海翔)なんで飛び込むなんてことしたんですか！ そんなに俺のことが嫌いなら俺のこと売り飛ばせばよかったじゃないですか！ ....なんで、なんで貴方が死のうとするんですか！(大号泣しながら冬哉を見ていて)

冬哉）…ぇ…？（困惑して

海翔).....冬哉、さん、冬哉さん！！！(目を覚ました冬哉を見ると目をキラキラと輝かせ冬哉に抱きついて)

冬哉）…ぅ…（起きて

海翔)冬哉さん！冬哉さん！！(慌てて肩に触れて揺らしてみても意識が戻らない彼を見て涙が溢れ急いで救急車を呼び、そうして病院につき処置を受けて一命を取り留め病室にうつされ) .....冬哉さん、冬哉さん(ルアも半日に一度は病院を訪れているし、海翔に至っては病院の冬哉の病室で泊まってるし睡眠もろくにとっていなくて、ずっと冬哉の隣にいて)

冬哉）意識がなく）

海翔)いくらなんでも遅すぎる.....(一層強くなる雨に眉をしかめ家を飛び出して走って探して、彼の名前を呼びながら走り回り、ふと海を通りかかり、海に飛び込む彼を見つけ一瞬硬直したあと海に向かい走り海にピョン、と入ると、どんどんと流されていく冬哉の手を掴もうと必死になって、大分流された所で冬哉の手を掴み一生懸命に陸まで戻り)

冬哉）…これで、終わり…（荒れている海に飛び込み

海翔)..........(暫く家でまっていたが、明らかに遅すぎる冬哉に違和感を覚えうずうずしながらも待っていて)

冬哉）…もうやだ…全部やだ…、（傘を地面に落としてふたりとは正反対の方向に歩いていき

海翔).....俺のこと嫌いでも良いから。せめて、自分の体だけは、ちゃんと大切にしてほしい.....俺が言えたことじゃないかもしれないけど.....(傘を掴みゆっくり立ち上がり傘を渡して頭を大きく下げるとたたたっと走っていき) ルア).....お前らが心配で見に来たは良いけど.....今回は冬哉にも海翔にも非があるな。 .....でも、あんなにお前に、ってか人に必死になるやつ、なかなかいないと思うぞ？大切にしてやれよ(笑いながら頭を撫でててくてくと歩いていき)