重たい袋( 朗読 台本 )
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重たい袋( 朗読 台本 )
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仕事が早く終わり、家へと向かう僕は見慣れた後ろ姿を見つけて嬉しくなった。
それは重たい買い物袋を両手に持って同じく家へと向かう君の姿だった。
そこで僕のいたずら心が騒ぎ出す。
僕はこっそりと君に気付かれないように近付いて両手に持った買い物袋をいきなり後ろから取り上げた。
何が起きたのか分からない君は
驚いてその場に立ち尽くす。
それからこっちをみて涙を流した。
ゆっくりと僕の顔をみた後に、状況を理解した君は更に涙を流す。
慌てて謝るが、恐怖と安堵の狭間にいる君の涙は止まる事が無かった。
その涙が両手の袋を確実に重くする。
罪悪感は袋いっぱいに溢れ、今にもこぼれ落ちてしまいそうだった。
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素敵な演奏ありがとうございますฅ^•ω•^ฅ
いつか帰るところ【FFⅨ】
植松伸夫 / ファイナルファンタジ-9
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